katogoroutsuwa’s blog

うつわと生活について書きます。WEBSHOP運営中

かまどさん応用編 HOW TO 土鍋煮物!

先日は「かまどさん」でのご飯炊きの様子をお届けしましたが、それ以来「かまどさん」でのご飯炊きにはまりつつあります!

 

インスタグラムを見ると、新米の時期に「かまどさん」デビューをする方が多いようですね。この秋に買ったよ、という方もいらっしゃると思います。

 

そこで、「かまどさん」をお持ちの方に嬉しいお知らせ。ご飯炊き用土鍋の「かまどさん」ですが、ご飯炊き専用ではないので、煮物などにも使うことができるんです。

 

公式のレシピにも大根の煮物が紹介されています。

 

今回は、本当に煮物に使っても大丈夫なの?という疑問を解決すべく、その使い心地とともにお伝えしたいと思います。

 

 

土鍋で大根を煮てみる

 

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私も土鍋で煮物をつくるのは初めてなので、少し心配。簡単そうなレシピを検索し、大根と豚ひき肉の煮物をつくることにしました。

参考にしたレシピ「土鍋でほったらかし♪大根の煮物」

recipe.rakuten.co.jp

 

作り方は大根を切って、豚ひき肉と調味料をいれて煮るだけ。レシピ名にもあるようにほったらかしで、ポイントは土鍋を使っていることだけです。

 

このレシピだと、大根に串が通るくらいまで煮たら、火を止めて、土鍋ごと電子レンジの中へいれ3時間くらい余熱で調理、味をしみ込ませます。

 

私の場合は、電子レンジには入らなかったので、土鍋をタオルでくるんで1時間余熱調理しました。1時間経っても土鍋の蓋は熱いままで、大根もしっかり煮えていました。火加減や時間もあまり考えずに作りましたが、それでも美味しくできたのはとても良い点でした。

 

冷めてくるときに味がしみ込むので、もっと長くほったらかしにしておいても良さそうですね。

 

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土鍋のいいところ

保温性が高いのは土鍋のいいところですね。

私が今回やってみた土鍋を火からおろしてタオルでくるむ余熱調理は、エコな調理法としてよく知られているようです。

 

土鍋は金属の鍋に比べてゆっくりと温度が上がり、火を止めた後も温度が下がりにくという特徴をもっています。これは煮物にちょうど良い特徴で、ゆっくり温度が上がることで根菜類の煮崩れを防ぎ、甘みをひきだすことになります。また、余熱で調理することで、より柔らかく味をしみ込ませることができます。

 

火加減がよくわからない、煮崩れてしまうという料理初心者にとっても、調理がしやすい道具と言えると思います。

 

 

 

調理後のお手入れ

調理が終わったら次は片付け、お手入れ。寄せ鍋などをする土鍋も一緒ですが、お料理を土鍋に入れっぱなしにしておくのは良くありません。

 

目止めをしていますが、長時間土鍋にお料理をいれっぱなしにしておくとカビの原因になります。調理後は保存容器などに移し替えましょう。

 

シンクでの浸け置き洗いもやりがちですが、これも長時間になるとカビの原因となります。

 

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使用後は中性洗剤で洗って、水分を拭き取り、乾かします。手拭いなどを敷いて、土鍋の底面を上にするとよく乾きますよ。

 

使ったら洗って乾かすという普通の使い方をしていれば、特にお手入れで心配することはありません。

 

棚の奥にしまってしまうとなかなか使わないので、常に出しておいて、こまめにご飯を炊く、煮物に使う、と活躍の回数を増やすのがおススメです。鍋を見ているとレシピのアイデアも湧いてきますね。

 

 

「長谷園」の「かまどさん」でご飯炊きや煮物作りを楽しんでください。下記のショップで販売していますので、ぜひお店をのぞいてみてください!

 

 

加藤五郎商店スタッフ

ショップURL

>https://katogoroshoten.shop-pro.jp/

インスタグラム 
>https://www.instagram.com/katogoro_utsuwa/?hl=ja 

 

 

katogoroutsuwa.hatenadiary.jp

 

 

 

 

 

 

HOW TO 土鍋ごはん

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今回は伊賀焼の窯元「長谷園」の「かまどさん」を使って、土鍋の取り扱い方や楽しみ方をお伝えしていきます!

 

寒くなると鍋料理を食べる機会が多くなりますよね。

ただし、鍋料理といっても土鍋を使っているのは水炊き鍋や豆乳鍋などのいわゆる「鍋料理」くらいではないでしょうか?

 

実は、それ以外にも土鍋を使って調理できるものがいろいろあります。

 

長谷園のかまどさん

今回は、ご飯炊き用土鍋「長谷園」の「かまどさん」をご紹介します。

 

どのご家庭でも電気炊飯器は持っていると思うので、ご飯を炊くのにわざわざ土鍋を使うことには抵抗があるかもしれません。

私も面倒くさがりのため、なるべく手間をかけたくないタイプです。

しかし、「かまどさん」を使い始めたら電気炊飯器で炊いたご飯は食べられなくなった、という話を周りの人から聞いて挑戦してみることに。

 

「かまどさん」がご飯を美味しく炊ける秘密は、粗土を使用した肉厚な土釜で蓄熱性が高いこと、遠赤外線効果の高い釉薬を使っているので芯まで熱が通りふっくら炊けること、試作品で研究を繰り返し理想の土釜をつくりあげたこと、にあります。

 

 

使う前に、、

すぐにでもご飯を炊いて食べたくなりますが、その前にしなければならないのが「目止め」のお粥炊き。

お粥炊きをすることでお米のデンプン質が土鍋の細かい気孔を埋めて、水漏れを防ぐことになります。

 

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一般的な土鍋でも目止めの作業は必要なので忘れずにやりましょう。

 

 

まず、土鍋をよく洗い自然乾燥させます。濡れたまま火にかけるとひび割れの原因になるので注意が必要です。

乾燥させた土鍋に、8分目ほどの水と、水量の5分の1以上のごはん(お米ではなく炊いたごはん)をいれ、ごはんを混ぜてほぐします。

蓋をして弱火で炊き、炊きあがったら火を止め、土鍋が十分に冷めてから(1時間以上)お粥を取り出し土鍋を水洗いしてください。 

洗って自然乾燥させれば準備は万端です。

 

 

いよいよご飯を炊きます

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ご飯の基本の炊き方をご紹介します。

 

まず、分量の米を研いで5分ほど水を切り、分量の水とともに「かまどさん」に入れ、20分浸水します。

中蓋、外蓋をセットし、ガスの中強火で炊きます。釉薬がかかっていない白い部分の約半分の高さまで炎がくるのが目安です。

そして、2合であれば約11分加熱し、火を止めて、そのままの状態で20分蒸らします。

 

途中、火力の調節がいらないのが「かまどさん」のいいところ。

お米を浸水させたら、他のお料理を始めて、ガスを中強火にセットしたら、また他のお料理に戻ればいいのです。

蒸らしが終わるころにはお料理もできているので、ストレスがありません。

 

 

炊きあがり!!

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土鍋ごはんの醍醐味は、炊きあがって蓋を開ける瞬間ではないでしょうか?

湯気が立ち上る中、ふっくらと炊きあがったご飯を混ぜる楽しさ。

 

食べてみてもやっぱり違いははっきりしています。

いつもよりご飯の甘みと粘り気を感じることができて、素朴にご飯が美味しい!

新米を食べたときのような美味しさでした。

 

お焦げをつくることができるのも楽しいですよ。

色々な炊き込みご飯も作れますし、レパートリーが広がりそうなのも嬉しい。 

 

 

 

長谷園のかまどさんは、加藤五郎商店のWEBショップで販売していますのでぜひチェックして下さい。(その他の土鍋もありますよ)

またその他の土鍋活用法や知っておきたい知識などをお届けしますね!

 

 

 

加藤五郎商店スタッフ

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おいしい器~お肉料理で乾杯 編~ うつわグループ展

おいしい器と題してうつわのグループ展が開かれています。

場所は弊店【加藤五郎商店】系列の店舗です。

・会期:3月21(水)~4月2日(月)火曜休み

・時間:12:00~18:00

・会場:アイトーショップ&ショールーム

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うつわ作家が考えるお肉料理を盛る器とお酒たのしむための酒器たちが並びます。

 

 

 

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作品:伊藤千穂

気鋭の作家が六人六様で個性を発揮していますが、グループ展をとりまとめてくださったのが、愛知県の瀬戸で作陶されている伊藤千穂さんです。

 

 

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作品:稲垣直

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作品:稲垣直

植物などをモチーフにした染付の器を制作しているのは、三重県の稲垣直さん。

上の写真2枚はうつわの裏表を撮ったもので、リバーシブルで使えるようになっています。

 

 

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作品:廣川温

上の鎬のプレートは栃木県の益子で作陶されている廣川温さんの耐熱のうつわです。

アツアツで調理したものをそのままテーブルにのせて楽しめます。

 

 

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作品:篠原希

滋賀県信楽で作陶されている篠原希さんの作品は穴窯で焼かれています。

緋色や灰被りなど味わい深い景色が魅力です。

 

 

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作品:野田里美

上の銀彩のうつわは愛知県で作陶されている野田里美さんの作品です。

シルバーの経年変化を楽しめる器です。

 

 

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作品:穂高隆児

織部のうつわが並ぶ上のテーブルはすべて穂高隆児さんの作品です。

元料理人で料理のプロでもあった穂高さんがつくりだす器は、繊細な料理の盛り付けによく合います。

 

 

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作品:稲垣直

各地から集まったうつわ作家によるおいしい器はまだまだ紹介しきれません。

 

会期が半分過ぎてしまい残すところあと1週間ですが、いい陽気が続いていますのでお花見のついでに足をのばしてみてください。

 

 

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アイトーショップ&ショールーム地図

場所は京浜急行青物横丁駅にほど近く旧東海道に面しており歴史あるエリアです。

りんかい線品川シーサイド駅からも歩いていけますよ。

【アイトーショップ&ショールーム

12:00~18:00(火曜定休)

 

 

 

 

加藤五郎商店スタッフ

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サクラ待ちのテーブルコーディネート

前回は準備中だったWEBSHOPもオープンし、前回のブログから1ヶ月以上も経ってしまいました。

季節は少しすすみ春が近づいています。

桜の開花予想も聞かれるようになってきたのでこの季節にぴったりの

うつわのコーディネートをご紹介します。

 

 

 

 

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中央の薄紅色のカップが今日の主役。

こちらは出製陶さんがつくる備前焼のカップです。

 

備前焼というと、伝統的なやきもの・土の手触り・茶色い焼き色などを

思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。

そんななか出製陶さんはより身近なものとして備前焼をとらえており、

今のわたしたちの生活にぴったりくる、そして備前の土の素朴な味わいや

伝統の技を伝えられる作品を作っています。

 

カップの薄紅色は、備前の土と顔料を練り合わせて作りだされています。

繊細な色合いでやわらかい雰囲気、桜との相性もぴったりですね。

 

 

 

 

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フォルムも使い勝手のいいシンプルさ、手に吸い付くようなフィット感があります。

 

 

 

 

ちなみにうす茶色の素地に茶色などのラインが入ったものを

火襷」(ひだすき)と呼びます。備前焼の特徴的な技法です。

字の通りですが窯詰めの際に藁を襷のように巻き、藁があたった部分が緋色に

発色します。

 

bizenyakija.com

 

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出製陶インスタグラムより

出製陶 IZURU SEITOU (@izuru_seitou) • Instagram photos and videos

 

 

 

 

加藤五郎商店では、この薄紅色のカップをはじめ全5色をお取り扱いしています。

ぜひご覧になってくださいね。

katogoroshoten.shop-pro.jp

 

 

 

 

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目下、開店準備中!!

目下WEBSHOP準備中の加藤五郎商店スタッフですが、

先週は展示会でさまざまなうつわ、生活雑貨などを見ていきました。

初めて見るとき、手にとるときは、すこし興奮しますね。

見た瞬間に惹かれるものや、つくり手の方から説明を聞いて惹かれるもの、

どちらも自分だったらどのように使うか、誰に贈るのに良いか妄想してしまいます。

 

 

 

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上の写真は備前焼の出製陶のブースで撮らせていただきました。

伝統的なやきものというイメージの備前焼ですが、こちらは毎日のコーヒーカップと

して使えるデザインです。

土の感触や、マットでダークなグラデーションが魅力的。

下の写真は益子焼のわかさま陶芸さんのブースで撮影。

うつわ好きに人気の益子焼ですが、こちらの職人さんの手からうまれるうつわも

使う人や料理を盛ったときのことを考えられた日常使いしやすいデザインになっています。

 

 

 

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この他にも、青森県の白神ガラス工房さんのこぎん挿し模様のはいったこぎん硝子を

見せていただきました。こぎん挿しの小物も人気がありますが、伝統模様が

フューチャーされるのは文様好きとしては嬉しいですね。

白神山地に囲まれた地域で作られているというのも興味がそそりました。

 

 

 

 

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WEBSHOPをオープンして、早くみなさんへ商品をご紹介できるよう、

がんばってまいります。

 

 

 

加藤五郎商店スタッフ

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