HOW TO 土鍋ごはん
今回は伊賀焼の窯元「長谷園」の「かまどさん」を使って、土鍋の取り扱い方や楽しみ方をお伝えしていきます!
寒くなると鍋料理を食べる機会が多くなりますよね。
ただし、鍋料理といっても土鍋を使っているのは水炊き鍋や豆乳鍋などのいわゆる「鍋料理」くらいではないでしょうか?
実は、それ以外にも土鍋を使って調理できるものがいろいろあります。
長谷園のかまどさん
今回は、ご飯炊き用土鍋「長谷園」の「かまどさん」をご紹介します。
どのご家庭でも電気炊飯器は持っていると思うので、ご飯を炊くのにわざわざ土鍋を使うことには抵抗があるかもしれません。
私も面倒くさがりのため、なるべく手間をかけたくないタイプです。
しかし、「かまどさん」を使い始めたら電気炊飯器で炊いたご飯は食べられなくなった、という話を周りの人から聞いて挑戦してみることに。
「かまどさん」がご飯を美味しく炊ける秘密は、粗土を使用した肉厚な土釜で蓄熱性が高いこと、遠赤外線効果の高い釉薬を使っているので芯まで熱が通りふっくら炊けること、試作品で研究を繰り返し理想の土釜をつくりあげたこと、にあります。
使う前に、、
すぐにでもご飯を炊いて食べたくなりますが、その前にしなければならないのが「目止め」のお粥炊き。
お粥炊きをすることでお米のデンプン質が土鍋の細かい気孔を埋めて、水漏れを防ぐことになります。
一般的な土鍋でも目止めの作業は必要なので忘れずにやりましょう。
まず、土鍋をよく洗い自然乾燥させます。濡れたまま火にかけるとひび割れの原因になるので注意が必要です。
乾燥させた土鍋に、8分目ほどの水と、水量の5分の1以上のごはん(お米ではなく炊いたごはん)をいれ、ごはんを混ぜてほぐします。
蓋をして弱火で炊き、炊きあがったら火を止め、土鍋が十分に冷めてから(1時間以上)お粥を取り出し土鍋を水洗いしてください。
洗って自然乾燥させれば準備は万端です。
いよいよご飯を炊きます
ご飯の基本の炊き方をご紹介します。
まず、分量の米を研いで5分ほど水を切り、分量の水とともに「かまどさん」に入れ、20分浸水します。
中蓋、外蓋をセットし、ガスの中強火で炊きます。釉薬がかかっていない白い部分の約半分の高さまで炎がくるのが目安です。
そして、2合であれば約11分加熱し、火を止めて、そのままの状態で20分蒸らします。
途中、火力の調節がいらないのが「かまどさん」のいいところ。
お米を浸水させたら、他のお料理を始めて、ガスを中強火にセットしたら、また他のお料理に戻ればいいのです。
蒸らしが終わるころにはお料理もできているので、ストレスがありません。
炊きあがり!!
土鍋ごはんの醍醐味は、炊きあがって蓋を開ける瞬間ではないでしょうか?
湯気が立ち上る中、ふっくらと炊きあがったご飯を混ぜる楽しさ。
食べてみてもやっぱり違いははっきりしています。
いつもよりご飯の甘みと粘り気を感じることができて、素朴にご飯が美味しい!
新米を食べたときのような美味しさでした。
お焦げをつくることができるのも楽しいですよ。
色々な炊き込みご飯も作れますし、レパートリーが広がりそうなのも嬉しい。
長谷園のかまどさんは、加藤五郎商店のWEBショップで販売していますのでぜひチェックして下さい。(その他の土鍋もありますよ)
またその他の土鍋活用法や知っておきたい知識などをお届けしますね!
加藤五郎商店スタッフ
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